なんていう魚?
ちょうど一年くらい前、道の駅「おのこ」近くの吾妻川で川遊びをしました。
息子は、遊園地より川!動物園より山!水族館より磯!と、いうヤツなので(笑)その日も夢中になって遊んでいましたが、突然…
息子「あっ!」
息子の視線を追って、ほとんど流れのない浅瀬をよくよく見てみると…
小さな魚がちらほら泳いでる!
すくってみるとメダカより小さく、どうやら何かの稚魚っぽい(・・?)
なんていう魚なんだろう?
バケツいっぱいに持って帰りたい息子と、これ以上家の中に生き物を入れたくない私。
お互い妥協した末、3匹だけ持って帰って飼うことにしました。
あれから早一年…
自然界の小さな生き物だから飼育下では長生きしないだろう…という私の予測に反して、稚魚達はモリモリ大きくなりました。
特に特徴もない銀色の体は、図鑑でもネットでも調べる術がなく、結局名前は謎のまま。
同居していたメダカを追い越し、熱帯魚を追い越し、ドジョウを追い越し…
10cmほどに成長したある日、3匹のうちの1匹に変化が!!
なんかヒレとか赤くなってるYO!
これって繁殖期に見られる雄の婚姻色では!??
(こういう事に変に詳しい私。実は、息子のこと言えないくらい生き物大好きな子供でした。)
急いで図鑑を引っぱり出す。
う〜ん、「オイカワ」って魚に一番近いような?
思った通り婚姻色と書いてある。
あぁ、大人になったのね…(/ _ ; )ホロリ
育ての親である私にとって、その姿は成人式の振り袖に等しいわけで。
(息子は捕獲専門で世話はしない。だから生き物増やしたくないんだよ!ブツブツ…)
喜びと共に一つの考えが。
そうだ!京都に行こ…じゃなくて、川に帰してやろう!!
川魚だけあって動きも素早く、やっぱり水槽の中じゃ狭苦しそうだし。
心なしか、温室育ちの熱帯魚達も野生児の迫力に怯えている気が。
逃がしたくないと言う息子を説得し、そんなこんなで日曜日。
生態系のバランスを保つため、捕獲時と全く同じ場所へリリースしに行きました。
(捕まえて飼育しちゃった時点でバランスどうなの?って話だけど。笑)
ところが現地に着いてみると、
だ…濁流ーっ!!
頭上に広がる青空とはうってかわって、川は茶色く濁り荒れ狂っておりました( ´□`)
さいきん雨スゴかったもんなぁ…
しかし、後戻りはできない!
これも自然界の試練とばかりに川へ投入!!
きっと魚達は
「おい、マジかよ!無理無理〜!!」
と思ったことでしょう。
投入後すぐにその場を離れ、逃げるように帰りましたが(だって濁流にのまれたらヤだもん)、車中で元気に暮らしてほしいと願いました。
で、